
豆腐の移動販売は儲かる!
あなたは、そう聞かれても「信じられない」と想いますよね?私も2年前までは、同じように考えていました。ですけど、実際に豆腐の移動販売を始めて2年ですが、今では「豆腐の移動販売は儲かる」と自信を持って断言することが出来ます。
では、その断言できる理由について今回は述べていきますね
豆腐の市場規模は5,000億円
まず、どんな商売をやるにしても「世の中に求められているか?」が一番大事です。つまり需要があるのか?ということですね
私が、豆腐に目を付けたのは先ず市場規模が予想以上に大きかったことに尽きます。
豆腐の市場規模は何と5,000億円なんです。これはフィットネス事業・サブスク動画配信サービスと同じ規模になります。
私は、リサーチする上で先ず、この市場規模に注目しました。フィットネス・動画配信は競合だらけです。もはや参入の余地はありません。
ところが豆腐事業は、5,000億円の市場があるにも関わらず業界自体が非常に古く、販売方法自体も旧態依然としています
確かに豆腐店は減少化しているのですが、それは店舗を構えている「街の豆腐屋さん」です。
この莫大な市場の中で販売方法さえ工夫すれば後発でも充分に勝ち残るころが出来る!と考えたのが、豆腐の移動販売を始めるきっかけ・理由となりました。
移動販売のメリットとデメリット
豆腐の移動販売のメリットとデメリットを挙げていきます
メリット
➀現金商売
最大のメリットは現金商売と言うことです。今の時代では珍しいと言えますね。現金商売の良いところは毎日、日銭が入ってくるので資金繰りに困る事がありません
事業主に、とって資金繰りは一番の悩み。その悩みは豆腐の移動販売では皆無なんです。私は豆腐の移動販売を始めて2年以上になりますが、この間で資金繰りに困ったことは有りません。また、追加の融資も受けたことはありません。そういう意味では非常にストレスの少ない事業だと言えます
今はカード決済が主流ですが導入する必要は全く有りません。何故なら豆腐のメイン購買層は70代の女性だからです。私は2年間で現金決済以外を要望されたことは一度も有りません。またカード決済は手数料が差し引かれますからメリットは無いと言えます
⓶顧客との直接的な繋がり
移動販売は店舗を持たないため、御客様の生活圏内へ直接出向き、御客様の顔を見ながら販売できます。これにより信頼関係を築きやすく、リピーターの獲得や口コミによる広がりも期待出来ます
メイン購買層である70代の女性は「単に豆腐を買うだけ」を求めている訳ではありません。御主人と2人暮らし、または1人暮らしの方も多いですから豆腐以外の、お話を楽しみにされています。これが出来るのも移動販売の強みなのです
また、直接的に御客様のニーズを聞くことができますから新商品の導入やサービス向上に活かせます。つまりマーケティング費用を全く掛けることなく御客様の需要を知る事が出来るのです。これも豆腐の移動販売のメリットです
⓷初期費用と維持費が低い
豆腐の実店舗を持つ場合は、少なく見積もっても1,000万以上の投資は必要です。保証金、内装、外装だけで多大な金額が掛かります。豆腐の移動販売では店舗の代わりに車を店舗としますから極端に投資金額は低くなります。また店舗を借りると毎月の家賃が固定費として掛かってきますが、これも不要です。
⓸販売場所と時間が自由
店舗を構えるということは、その場所で売らないといけないと言う事です。もしも好立地で御客様が来てくれれば良いですが開店当初から御客様は来てくれません。実店舗で低い売上でスタートすると、直ぐに資金繰りが苦しくなりますし、精神的にも追い詰められます。そのような事態になっても店舗を移動することは現実的には難しいです。
その点、豆腐の移動販売の場合は仮に売上が芳しくない時には場所を変更すれば良いだけです。これに伴う追加費用はありません。また移動販売の場合は営業時間は短いです。私の場合は9:00~17:00までしかやりませんでした。また土日・祭日は定休日にしてました。
これはメイン購買層が70代の女性だからです。起業当初は営業時間も19:00までやってましたが夕方の需要は有りません。また土日・祭日は確かに共働きの若い年齢層の御客様が出てきてくれますが、この方達はリピーターにはなりません。何故なら移動販売の豆腐は、それなりに高いからです。金銭的に余裕の無い共働きの御客様を取りこむ為に営業時間を伸ばしたり、土日・祭日に仕事する必要は有りません。
私は2年間、しっかりと休みも取っていましした。また、もうすぐGWが始まりますが大型連休も私は休んでました。もちろん実稼働数は減りますが休むメリットの方が遥かに大きいです
デメリット
➀買いだめ出来ない
豆腐の一番のデメリットは「賞味期限が短い」と言うことにつきます。私が販売している豆腐の賞味期限は3日間でした。ですから多少の廃棄は覚悟しなければならないのは事実です。特に起業当初は、売切れの状態で御客様のところへ行くと、二度と買ってくれない可能性が高いです。
逆に豆腐の移動販売の競合が参入してこないのは、賞味期限は短いのも理由です。残った豆腐は廃棄になり、自己負担になりますからね。しかしながら、スタートして1ヶ月も経過すると御客様が買って下さる商品・数も把握できてきます。ですからは廃棄は余りきにせずに、むしろ売上の2~3%の廃棄は覚悟の上で豆腐を仕入れるべきです。この段階で新規客を逃すと挽回するのは難しくなります
➁天候や場所に左右される
豆腐の移動販売は直接、御客様宅に出向くわけですから雨天の影響は受けにくいです。しかしながら出張販売(駅前や公民館での販売)は雨天の場合は極端に売上は落ちます。70代の女性は雨天の場合は外に出るのを極端に嫌います。ですから毎日の天気予報は必ずチエックする必要があります。出張販売の場合は前述の通り雨天時に売上が落ちますから移動販売の主力は、あくまでも戸建をメインとすることが必要です
⓷豆腐の品質管理と在庫管理の難しさ
豆腐は生ものであるため、温度管理など品質管理に細心の注意が必要です。移動中の温度変化や保存方法によっては、豆腐が劣化するリスクがあります。特に夏場の管理は要注意です。ただ、私の場合は保冷車は購入せずに軽バンに発泡スチロールを積み
その中に強力な保冷材を入れてました。酷暑の中でも、それで充分です。また自宅に豆腐保管用の冷蔵庫を中古で購入しましたが、それも50万程度の冷蔵庫で充分、自宅に置ける大きさでした